地震の影響で遅れましたが、一昨年8月末に実施した外断熱燃焼実験の2回目を昨年9月中旬に行いました。今回は5パターンで、①区画通気層付きの断熱複合パネル、②通気層の無い①のパネル、③コンクリート壁に断熱材を張り、45㎝間隔に鋼製の通気胴縁を取り付け外装材を張ったもの、④壁に小間隔でモルタルの溝を作り外装材を張ったもの、もう1組は⑤湿式工法です。前回同様に800℃以上の火炎を照射しています。観ていて、熱や煙ってスゴイと感じました。ちょっとした隙間を見つけ、断熱材を溶かして上昇していきます。各断熱構造の中で、測定温度が高かったのは、通気層が無く、熱の逃げ場所がなくこもってしまう⑤と②(⑤の81%)でした。低温度だったのは当然ながら④で、断熱層が無いため、コンクリート壁が熱を吸収し、区画通気から放熱されます。その代わり、躯体に影響を与えるかもしれません。この結果を踏まえて新商品に活かしていきたいと思っています。