「クール暖(放射冷暖房ラジエータ)」の妹分に「魔法のトンネル」という商品があります。
「インドや中東では、外気温が40℃を超えるのに木陰に入ると涼しい!」これは、湿度が約10%と低いからです。
日本の夏は、気温が35℃、湿度が75%にも達します。絶対湿度は、27g/kg`を超え、ヨーロッパの2倍の湿度です。このことが問題なのに、今日もテレビは、温度のことばかり、湿度のことは何も言いません。
~快適な環境は温度調整ではなく、湿度コントロールの中にあると言えます。
~同じ室温でも、湿度が低ければ体感温度は低く感じられ、湿度が高ければ体温温度は高く感じられます。
「魔法のトンネル」は、夏期の除湿器、冬期は補助暖房器です。例えば、「魔法のトンネル」に、温度35℃、湿度75%(絶対湿度25.4g)の空気を挿入すると、出口からは、18.4℃、絶対湿度12.9gの冷却減湿空気を放出します。
減湿によって、空気中の水蒸気が水に変化し、1時間当たり1.8ℓの結露水が屋外に排出されます。
エアコンの冷房モードは高めの温度設定をすると、湿気がさほど取り除かれないままで温度が下がり、冷房運転が停止してしまいます。
そこで、温度を下げる働き(クール暖)と湿度を下げる働き(魔法のトンネル)を分離して行えば、冷房設定が高めでも、湿度を十分に低下させて快適な環境がつくれ、省エネにも効果があります。