スウェーデンでも高名な精神科医夫婦の建物を見学させてもらいました。5年前に建築されたログハウス風の建物で、世界的にもユニークで、ヒューマンエコロジー賞を受賞したもので、本人達は、世界中から見にくるので迷惑そうではありました。一寸前に、本田宗一郎氏も来たそうです。説明は、設計者のベントバーネムがしてくれ、「日本は、寒冷地から温帯、亜熱帯の3つの気候帯があり、良い伝統も持っている。それぞれに合ったエコロジー住宅をつくるのが建築家の義務であり、自分は、日本にエコロジー住宅の博物館を建てるのが夢である。」と云っていました。来年は、この家より、更に原始的に進んだプロジェクトに着手するそうです。そして、「留守の時でも、住宅は、空気・風・熱・水蒸気などが存在している。だから、生きている生体(動物)として形づくられておる。生体は、自然の恵みをもらい、自然に排泄する、このシステムが、経済的にも成り立つことを証明したい。そのシステムが、皆さんに感謝して頂ければ幸いです。」と述べていました。(続く)