午前中はヘルシンキ市内の観光で水泳の古橋さんが金メダルを獲ったオリンピック競技場を観るが以外に小さな感じがした。次に、バルト海ぎわのシトラウザー公園。氷の厚さは50cm位との事だが、氷を割ってこの寒さの中で水浴びをしている人が何人もいた。本当に体に良いのか疑問を感じる。さすがに北欧と思ったのは公園でジョギングする人がたくさんいるのには吃驚する。
公園の傍に建つマンションのバルコニーが構造的にも意匠的にも面白く、冬が長く陽も短いので、バルコニーで日光浴をする人が最近増え、コミュニケーションの場になっているらしい。硝子のFixで形成されているので、薄い床スラブが空中に突出している感じで目が奪われた。又、窓は全て3層で熱抵抗が大きいことから窓の面積も日本に比べて広く開放的である。中古の分譲マンションは市内で25~26万円/m2、月収が27~28万円、うち30%が所得税等の税金で夫婦共稼ぎの比率が高いとの事。
フィンランドの人口は520万人、面積は日本より若干小さく、ヘルシンキ市には50万人が居住し、450年前の歴史があるが、木造の建物が主体で毀して建て替えを進めていて、現在の街並みは100年前からだが、古い建物を活かしていこうという考えが主流となっている。国土の80%は国もしくは市が所有し、ゼネコンへの発注はコンペ方式が多い。バブルの処理が一部残っているため土地付きの戸建て住宅の販売も少し行っている。