この度、北海道住宅通信社様主催のドイツ住宅視察に参加してきました。
省エネ・断熱・パッシブなどなど、国をあげて環境にやさしいまちづくりを進めているドイツ。
話には聞いてましたが、実際に行くのは初めてです。
現地在中の日本人建築コンサルの方にアテンドいただき、ドイツの建築事情から各地の省エネ建築等を視察することができました。
ドイツでは特に都市部での住宅不足が加速しており、賃貸空き部屋の見学には50組ほどの行列ができるとのことでした。
最新の省エネ建築もさることながら、古い建築もしっかり残っているのにも驚きました。
これは、日本の木組建築と同様で建てられた住宅ですが、18世紀の建物をメンテしている・・・200~300年経過している建物だそうです。
こちらは築50年超の鉄筋コンクリート造の集合住宅を断熱リフォームし、屋根部分に部屋を増築した建物。
築50年でコンクリート劣化は大丈夫でしょうか?と伺うと、「壁厚380mm程度あるので」・・・それは大丈夫そうだ。
いろんなことに驚くことが多い視察ですが、全部をご紹介するととんでもない長文になりそうなので、今回は「跳ね出し」建築でまとめたいと思います。
どうですか、この跳ね出し具合は(笑)
以前の新国立競技場設計をしたザハと同じイラクの建築家の設計。
鉄骨造で右側の階段・エレベーター部のみ鉄筋コンクリート造とのこと。
一応コンクリートで支持されてるとはいいながら、見事な跳ね出しっぷりです。これは事務所ビル。
同形状ですが、こちらは分譲マンションです。
どうですか、住みたいですかこの建物。高層マンションは嫌いではありませんが、足元が・・・・と思う建築でした。
同エリアにあるマンション。バルコニーが跳ね出してますね。
右端は支持する柱や壁がありません。
こちらもバルコニーですが、支持する柱がないのにまあまあ跳ね出してますよ。
今回の住宅視察で、ドイツ人は独立して跳ね出しているバルコニーがステータスを感じる人種ということがわかりました。
そして私も跳ね出し建築が気になってしょうがないということが発見できる機会にもなりました^^;
今回は以上です。
またご紹介する機会があれば、環境にやさしいドイツのお話をアップしたいと思います。
この記事を書いた人代表取締役 丹
皆さんに楽しんでいただけるブログを目指します! |