こんにちは。設計課の中野です。
今回は、平成20年(2008年)と少し前の本ですが、読む機会があったのでご紹介します。
「林住期」(著:五木 寛之)です。
「林住期」は古代インドの考え方で、人生100年を4つの期間に分けた時、3つ目にあたる期間をいいます。
この本には、日本人の長寿をうけて、人生後半こそ充実して生きるべきという主張とそのための考え方が書かれています。
林住期からは衰えゆく身体と上手く付き合いながら、若い時代には無かった魅力、経験や知識、精神の豊かさ生かして自己実現していこうという内容です。
これを読むことで、若い世代には林住期を考えるきっかけを、既に迎えている方には考え方に選択肢を与えてくれる一冊だと思います。
現在、コロナウイルスで新しい生活様式や考え方、価値観を求められる中、林住期の考え方にも転換が必要かもしれません。
この記事を書いた人建築部 中野
RC造4階建アパートの企画設計を行っています。外断熱工法の建物を主体とし、冬でも暖かく快適な住環境の設計をしています。 |