あけましておめでとうございます。本年もブログにお付き合いいただければ幸いです。
昨年12月、トヨタ自動車の豊田章男社長が「2030年の電気自動車(BEV)の世界販売目標を350万台」と発表しました。販売台数としてはすごく高い目標のようですが、やはり日本政府が進める「2050年カーボンニュートラル」に関係があるようです。
私は電気自動車と言われてパッと思い浮かぶのはトヨタ「プリウス」や「テスラ」シリーズですが、今はいろんな車種が販売されています。豊田社長が言っていた「BEV」は初耳で、電気自動車にも色々と特長があるようなので調べてみました。
①EV(電気自動車)
・主な車種:日産「リーフ」、三菱「i-MiEV」、テスラ「Model3」など
・動力:モーター
・特長:自宅や充電スタンド等で車載バッテリーに充電を行う。エンジンを使用しないので、二酸化炭素を排出せず、環境性能においてエコカーの中でトップクラス。ただしバッテリー切れは注意が必要。長距離ドライブや初訪場所に出掛ける前には、バッテリー残量、充電スタンドの有無のチェックが必須。エアコンなどでも電力は消費されるので、夏季や冬季にはバッテリー切れのリスクが高まる。
ちなみに「BEV」はバッテリー式電気自動車の略で、EVというカテゴリーの中にBEVがあるイメージでした。
②HV/HEV(ハイブリッド自動車)
・主な車種:トヨタ「プリウス」、日産「ノート」、ホンダ「フィット」、マツダ「アクセラ」など
・動力:エンジンとモーター
・特長:2つの動力を効率的に使い分け、組み合わせることで低燃費を実現。HVの仕組みにより3種類に分類され、「パラレル方式」はエンジン駆動主体のシステムで、発進・低速時はモーターによる補助を行う。「シリーズ・パラレル方式」は、エンジンとモーターの動力を使い分け、発進・低速時はモーターのみ、通常走行時はエンジン主体、急加速時はエンジン+モーターと、走行シーンに合わせてエネルギー効率の最大化を図る。「シリーズ方式」はエンジンを発電のためだけに使用し、駆動にはモーターを使用するシステム。
③PHV/PHEV(プラグインハイブリッド自動車)
・主な車種:トヨタ「プリウスPHV」、三菱「アウトランダーPHEV」など
・動力:エンジンとモーター
・特長:簡単に言うと「外部電源からの充電が可能なHV」。HVのモーターを動かすバッテリーは、自由に充電することはできず、これを自分の好きなときに充電できるようにしたもの。最も大きなメリットは、HVとEVのバッテリーに電力が残っているときは、モーターだけで駆動するEVとして走り、バッテリーがなくなったらエンジン併用のHVとして走行できる、いいとこ取りができるという点です。日常的な近距離ドライブではモーター走行でコストを抑え、長距離ドライブ時にもバッテリー切れの心配がない。
④FCV/FCEV(燃料電池自動車)
・主な車種:トヨタ「MIRAI」、ホンダ「クラリティ FUEL CELL※」など ※販売終了
・動力:モーター(燃料電池)
・特長:燃料電池は水素と酸素の化学反応から電力を取り出す発電機構で、ここから得られた電力をモーターへと送り動力として使用する。エンジンを使用しないので二酸化炭素の排出量はゼロ。ただし車両価格が高く、同等クラスのガソリン自動車やHVに比べると、2~3倍程度に値段が跳ね上がり、発電のもととなる水素の供給設備が十分に整っていないことがデメリット。水素ステーションの更なる整備が必要。
それぞれに特色がありましたが、私が5年ほど前に車を購入する際、HV車を検討した記憶が蘇りました。環境の事を考えるとEVなんでしょうが、最終的には価格と車種で断念してガソリン車にしました。
つぎに車を買い替える時は、充電スタンドがもっと増えてガソリン価格が今以上に高騰していれば、EV車に気持ちが傾くかも知れません。
EV充電スタンドMAP
https://ev.gogo.gs/map/
環境省 カーボンニュートラルについて
https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/about/
この記事を書いた人建築パートナー部 馬場
当社外断熱工法に関連する提携パートナー企業のサポート業務を行っております。趣味はスポーツ観戦です。 |