プロレスを見ていない方でも武藤敬司という選手は知っている人も多いと思います。バラエティー番組に出ていたり、タレントの神無月がものまねをされてたりと。その武藤敬司の過去に言った言葉です。
ある意味、わかりやすい表現だと思います。プロレスは肉体的、体力的にピークが過ぎても続けられます。それは、これほど経験してきたものが生かされるスポーツは他にはないからだと思います。身体的に劣ってきても経験でそれを充分にカバーできます。勝ち負けだけではなく、見ている人をいかに引き付けることができるか!興奮させることができるか!感動させることができるか!これらは、試合の内容、試合運びによります。それも経験が大きく影響します。なので、見せ方によっていつまでもレスラーとして現役でやれるんだ!と言っているのだと思います。
実際、武藤選手は長期休養している期間もありましたが、還暦になるというのに第一線で活躍していました。衰えも感じさせず…。そんな武藤選手が先日の 6月12日さいたまスーパーアリーナで行われたプロレスイベントのリングから発表がありました…。
私は、現地で直接この言葉を聞きました。驚き、寂しさ、少しの納得感、それと悔しさ。
『あの武藤敬司でも引退するんだ…。』
複雑な心境でした。それは、私だけではなく会場全体からも感じられました。この言葉が発せられた瞬間の会場のどよめきがそれを物語っていると思います。事前にこの日に「武藤敬司選手から“大切なご報告”があります」という告知があったのでもしかしたらとは思っていましたが…。
引退まではまだ少し時間があります。武藤敬司のラストランをしかと見届けたいと思います。
この記事を書いた人建築部 高尾
雨にも負けず雪にも負けずおっかない職人さんにも負けず、日々奮闘しています。 |