こんにちは、環境エネルギー部の山下です。
皆さんは『飛行機の機内安全ビデオ』ってきちんとご覧になっていますか?
思わず「すごい」と声が出たビデオを見つけましたので、今回はそれについて書きます。
「すごい」と声が出たビデオがこちら
ANA機内安全ビデオ (←ana.co.jpにリンクしています)
機内安全ビデオは自身や周りの人の安全のために放映されているわけですから、きちんと見るべきなのはわかっています。わかっていますが・・・
『救命胴衣の場所・膨らませ方、避難時は何も持たない、スライダーを降りる時の姿勢…』どうしても「同じような内容でしょ」とぼんやり見てしまいますし、あるいは見ていないという人の気持ちもわかってしまいます。
しかし、このビデオはどうでしょう。
いきなりこれですよ。
初見時に無関心で流せる人ってそうそういらっしゃらないのではないでしょうか・・・。
僕のような歌舞伎を全然知らないような人が見ても「おお、歌舞伎っぽい」となるくらい歌舞伎のイメージがうまく説明に落とし込まれています。(良さをうまく説明できないのでぜひ見てください)
「おお」という感動にところどころ笑みがこぼれます。
純粋に動画のクオリティに感動しただけではなく、動画を見終えたあとまた別の「すごいなぁ」という気持ちがありました。
動画のクオリティもさることながら『これどう?』と、アイデアが沸いてくることにです。
冒頭お話ししたように、機内ビデオってどうしても似た内容になってしまいますし(当然ですが…)、毎回しっかり興味を持って見る/見せるってすごく難しいと思います。とは言え非常時の人命にかかわることですから、きちんと見ていただきたいと・・・。
『なんとかならんか?』と、自分が会議の場で聞かれたら目をそらして「見たら特典が~」とか「映像を3Dで~~」などと本質的でないところを気にかけてしまいそうです。
そんな中、歌舞伎という日本文化とのマッチングによって誰もが(もちろん海外旅行者も)興味を持って自ら見ようという気になるものを製作できるのは『見てもらう』プロフェッショナルを体感した気がします。
動画は降機時にも流れます。
メイキングのようなテイストになっていて、さらにしっかりとした作品を見た満足感が残ります。
飛行機に乗らずとも見れるのは良い時代だな~と思いますが、気兼ねなく空の上で見れる日々が戻るのもまた楽しみです。
それでは、また。
この記事を書いた人業務管理部 山下
業務管理部の山下です。 運動不足に拍車がかかり、ビビっています。 |