私たちは気温をどう考えているのでしょうか?
私たちが体感している温度というのは、じつは気温のことではありません。気温によって涼しさ温かさを感じていると誤解しているのです。普通に測っている部屋の中の温度だけではなく、壁や床、天井といった周壁の表面温度の関係があります。室温が普通でも周壁の温度が低ければ快適になりません。
体感温度を快適にする建物づくりは高断熱高気密が重要です。高断熱によって、室内は屋外の熱を受けにくくし均一性を保つことができます。断熱性を高めて周壁からのふく射熱環境を改善すると、夏に室温が高くても、冬に室温が低くても快適さを維持することができます。たとえば、冬に室温を低くすることで省エネ・エコにつながり、湿度は高めになってウィルスの活性を抑えます。