年が明け、早くも1ヶ月が過ぎようとしています。
この冬の札幌はびっくりするくらい雪が降らない、積もらない!いままで経験したことがないくらいの冬を迎えています。まあ、現場は雪が降らないほうが仕事がやりやすくていいのですが…。
ここ数年のプロレスブームについて考えてみました。2000年初め頃はK-1などの総合格闘技が盛上がり、対照的にプロレス業界には冷たい風が吹いていました。そこから数年が経ち、総合格闘技の熱が冷めていきます。取って代わってプロレスが勢いが増すかといえば、まだそんな時代ではなく、取り戻すにはまだ時間が掛かりました。
ではなぜプロレスがここまで盛り返すことができたのか?理由を少し挙げていきたいと思います。
1つ目は、時代に合わせて少しずつ変えていったこと。まずレスラーの体格が変わったこと。
以前と違い筋肉隆々のイケメンが増えました。また、繰り出す技も華やかな技が増えました。会場の演出もコンサート並みの大きなスクリーンを設置して見やすくしたり、照明で華やかさを出したり。その結果どうなったかというと、女性のファンがかなり増えました。”プ女子”って言葉さえ生まれました。
ちなみに、女性に流行ると男もそれを追いかけ、結果、どっちにも流行ることがあるらしい(笑)
腹筋がバキバキに割れてるイケメンレスラー!
派手な演出のプロレス会場!
2つ目は、宣伝広告にいくら費やせるか。世間一般にどれだけ知ってもらえるか。
いくら良いものでも誰にも気付いてもらえなかったら流行りはしないのです。これは業界トップの団体に限られますが、山手線の車両に選手の写真をラッピングしたり、駅構内のいたるところに大きい広告を出したり、テレビのバラエティ番組に選手を出演させたり、まずは知ってもらう、興味を持ってもらう、そこに力をいれました。また、ネット配信を利用して手軽にプロレスを見れるようにしたのも大きいと思います。
今はいろんな団体が数多くいます。3つ目は、そのなかでもあまり大きくはないが人気のある団体についてです。
資金力があるわけではないので大々的に宣伝できるわけではありません。SNSで告知するかお願いしてお店などにポスターを貼るくらいです。ではなぜ人気があるのか?それは他とは違うことをしているからです。差別化、独自路線です。詳しくは割愛しますが、いろんなアイデアでお客を楽しませてくれます。そういう団体には、熱い熱い固定したファンがいます。
結局、最近のプロレスの盛上がりにはちゃんとした戦略があってその結果だということです。これってプロレスに限らず、いいものが必ずヒットする、流行る、売れるというわけではなく、裏にはそうなる為の行動や努力があるということ。必ず報われるとは限りませんが…。
めずらしく真面目に考察してみました(笑)
この記事を書いた人建築部 高尾
雨にも負けず雪にも負けずおっかない職人さんにも負けず、日々奮闘しています。 |