北欧住宅建築・設備展示会の視察会場はストックホルムから2つ目の駅ですが、電車賃は600円もしました。
東京ビッグサイトで毎年開催される賃貸住宅フェアの2倍以上の広さで、20ヶ国のメーカーの商品が展示され、2年に1回の開催です。世界で一番大きな展示会は、ドイツで開催されるハンブルク展で、40ヶ国のメーカーが参加するそうです。
展示品を見ると、日本で先に考えられたのか、欧米で考えられたのか、判らない商品もありましたが、特に、目を引くものはありませんでした。
外断熱の欠点に、デザイン性の問題がありますが、街中の建物を観ると、外壁の一部に、板やタイルを用いてアクセントを付けたり、塗装の色違い、また、バルコニーは一棟ごとに、形状・手摺のデザイン、仕上材などが異なり、欠点を長所に変える工夫が多くありました。
また、断熱材は、早春にも拘わらず窓にスダレのようなものを垂れ下げ工夫をしていました。また、建物の外壁には換気口がなく、窓の一部を、或いは窓下に小さくあり、遮音効果が高そうでした。これは、換気計算をしっかりする必要がありそうです。
平成16年4月より掲載してきました北欧視察を、これで終了させて頂きます。
永い間有難うございます。