湿度は温度に影響を与えるばかりではなく、建物では、①床組みの腐朽、②白蟻の侵入、③バクテリアによる悪臭、④材料に含まれる可塑剤や接着剤の劣化、⑤シックハウス症候群、⑥材料の膨張収縮、⑦結露を起因とするダニカビの発生などがあり、健康面では、⑧インフルエンザ等の感染症、⑨ノロウィルス、⑩食中毒、⑪静電気障害などが挙げられます。インフルエンザウィルスの生存伝染は、一般に使われる相対湿度より絶対湿度のほうがより大きく関わりがあります。
湿度が2種類あるとややこしいですね。絶対湿度は乾いた空気1kgの中にある水分の量をいい、8.3g/kg´(温度22℃で湿度50%)以上であれば、ウィルスは湿度に弱いので感染しにくいようです。皆様、風邪にご注意!