2023年3月、札幌市内で建設中ビルの施工不良・虚偽報告等が発覚し、解体・建替えという報道がありました。国内トップクラスの企業が関与する工事だった為、業界内でも衝撃的なニュースだったと思います。
国外に目を向けると、主に成長著しい新興国ではコンドミニアム等のプレビルド物件で、施工不良や、資金繰り問題で工事がストップ、長期間の放置、中には廃墟化する事例が多くあります。
今回は2015着工で当初は2018年竣工予定だった超高級ビルディング「Seaport Residences(シーポート レジデンス)/161 Maiden Lane(161 メイデン・レーン)」を紹介します。
この物件は、ニューヨーク市マンハッタン島の一等地にあり、高さ200m超の58階建ての「塔状」ビルディング。建設中、北側に「約8cm」傾いている事が発覚し、2023年現在も工事がストップしているようで、要因は杭工事の工法に問題があったのでは?と言われています。
一番安い部屋で約2億円(2016年時点)~と言われてますので、もし竣工していれば現在価値で少なくとも約5億円~になっていたと思われます。今後の動向が気になる建物です。
画像出典:Hill West Architects
https://hillwest.com/project/1-seaport/
この記事を書いた人建築パートナー部 小崎
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